鹿島神宮、香取神宮、息栖神社を総称して、東国三社という言い方があります。
三社の歴史を調べていくと、鹿島神宮(古くは、香島神宮)、香取神宮は、二社が45度の角度で配置されており、しかも両社との接点とも言える神社に、大戸神社があります。大戸神社から見れば、真東の春分・秋分ラインに、香取神宮、息栖神社、夏至の日の出ラインに鹿島神宮が位置しており、歴史的に見ても、鹿島・香取・息栖の三社は、大戸神社が起点となっていることがわかります。
上図では、60度のラインと45度のラインが鹿島神宮の前でクロスしていますが、どちらのラインも鹿島神宮の敷地内を通っており、誤算の範囲と言え、鹿島神宮への60度のラインは要石に、45度のラインは本殿に向いているとすればかなり小さい誤差(0.5%程度)になるので、非常に正確です。
鹿島神宮 要石
東国三社というと、三社が直角三角形に配置されているということを聞きますが、息栖神社の北へラインを引いてみると、鹿島神宮の敷地からは外れており、そういう位置関係を強く意識したという印象はありません。むしろ上図の太陽のラインを意識した配置の方が、非常に正確な位置関係になります。
太古の時代において、精密な測定機器もないのに、そんなに正確に位置関係を知ることができるのか?という疑問もあると思います。しかし、方法はあります。
一年の内、何日かは完全に無風となるときがあります。そういうときに、狼煙(のろし)を上げると、ほぼ真上に煙が上がるので、遠くから見ればかなり正確に向かう方角を調査することができます。また、太陽の運行は、毎年正確に訪れるので、太陽を毎年観測していれば、60度や45度、90度といった、正確な方位を測定することが可能です。
コメント
こんばんは。
東国三社は何度か巡らせていただいてますが
こちらの大戸神社はまだ参拝したことがありませんでしたので
もし次に行くときには参拝してみたいと思います!
いいお食事処へも何度か連れて行っていただいたので
ぜひ教えて差し上げたいと思っておるのですが、
お店の名前をすっかり忘れてしまっておりまして
ちいとも思い出せないのであります。。。(汗
お役に立てず申し訳ないであります。。。(汗
ひょんなことで思い出したらご連絡いたします。