最近スピ本を何冊か読んでますが、読んでいると書き手のスピリチュアルな世界の見方については、おおむね二手に分かれるように思えます。
見たところでは、(1)の人の目線から上の世界を見るという見方と、(2)の神の目線から下の世界を見るという見方に分かれるようです。
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神 界 (2)↓
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霊 界
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幽 界
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人間界 (1)↑
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これは、どちらが良いとか、優れているとかということではなく、この世界を理解するときの見方に二種類あるということです。
スピリチュアルなことをまだ学んでいない人の場合、いきなり(2)の神の目線の話をされても、なかなか理解できないということになってしまいやすいところがあります。そのため、(1)の人の目線からの話の方が入りやすいし、理解しやすいということがあります。
なので、一般論として、マスメディア(TV、雑誌、単行本、あるいはラジオなど)に良く出てくる人の場合、(1)のタイプの人の方が非常に多いということになり、こういった人たちは、幽界~霊界を見ることに長けているので、この世界の話が中心的になります。
この見方をする人たちは、「魂を磨く」、「人生は学び」、「先祖」といった表現を良く使います。
この見方の話は、スピリチュアルなことにあまり興味を持っていなかった人たちにも、理解しやすいし、身近な話題になるので、人気が出やすいということになります。一方で、霊界より上の階層については、あまり見ることが得意でない傾向があり、そちらの話は、短くシンプルになるという特徴があります。
一方で、人間界から神界までの階層としては、神界の方が元で、それより下の階層は後に出てきたという経緯があるので、この世界の全体像を見ようとするなら(2)の目線で物事を見ることが必要になってきます。
この見方をする人たちは、「ワンネス」、「すべては一つ」、「元は神」、「この制限世界を体験しに来ている」といった表現を良く使います。
ただし、注意が必要なのは、(2)の目線のように語っているですが、その内容を良く見ると実は(1)の目線になっているという、ミックスになっているケースも多く存在しており、これは、(1)のパターンで学んだ時の見方のままで(2)のパターンのキーワードを使っているというケースです。
スピリチュアルな世界を深く理解しようとするのであれば、最初は(1)の目線で理解をして、その後に(2)の目線に転換していくということが必要になります。
そのためには、この記事で書いているように、スピリチュアルな世界を理解するときに見方には、二つのパターンが存在することを理解しておくことが大切です。
私の場合、スピリチュアルカウンセリングにおいては、クライアントさんによって、(1)で話したり、(2)で話したりと、相手によって使い分けしています。これは、カウンセリングでは、あくまでもクライアントさんが理解できるということが大切なので、このようにしています。
なので、両方の立場を使い分けしているところがありますが、メインの見方としては(1)から(2)へ移行しています。
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