星占い(占星術)が、当たるのかどうかというと・・・
当たります。
しかし、「星占いは当たるのですか?」という質問が、実は間違っています。
・・・と言うと、頭の上に「?」が浮かんできますね。
星と人の関係において、多くの人は、「星の運行が人に影響する」と思っている、つまり影響の方向性が 星⇒人 となっていると考えているようです。ところが実際のところは、 星⇔人の関係があります。つまり相互作用になります。
相互作用と言っても、ピンと来ないと思います。それは、我々が物質世界に住んでいるせいです。
我々の元の世界は、物質がなく、時間も距離もない世界ですが、それは数学のトポロジーの世界と同じです。トポロジーの世界を簡単に言うと、大きさや距離という概念が無い世界です。なので、山奥にある大きな岩も、河原の石ころのような小さな石も、一つの物質としては同格として扱う世界になります。
元の世界は、物質ではなくエネルギーであり、さらに元をたどれば情報によって成り立っている世界ですから、人が一人という情報と、太陽が一つという情報は、情報という存在としては同格ということになります。
なので、人が星に影響されるということではなく、人と星はシンクロ(同期)しているということです。シンクロしているわけですから、星占いは当たるのが当然ということになります。
しかし、「当たる」という表現は前にも書いたように、「星の運行が人に影響する」と思っているわけですから、正しい質問ではないということです。
人と星はシンクロするのですが、それぞれの役割は異なります。
そもそもこの宇宙は、人(およびその他の宇宙存在)が物質的存在を体験することが目的で生まれてきたものですから、
星: 物質的体験の場を提供する
人: 物質的体験を行う
という役割があります。
そのため、星は安定的な場を提供することになります。そして提供された安定的な場において、人は様々な体験をします。
星は、「場」を提供し、そして体験のための様々なエネルギー状態を提供します。星の配列というのは、このエネルギー状態です。
星の配列というエネルギー場の上で、人はそれに応じた様々な体験を行います。
言い換えるなら、星の配列はインフラ、人はインフラの上で様々な体験を行うということです。
インフラは、安定的である必要があるため、人からの影響は小さくなり、人は様々な体験をするため、星からの影響が大きくなるということです。そのため、本来的には相互作用なのですが、見かけ上は人が星に影響されているかのように見えます。
物質的な大きさで影響度合いが決まるのではありません。大元を辿れば情報として同格であり、シンクロしているのですが、その役割によって影響の出方が違っています。
占星術師と呼ばれるような人にも、大きく分けると二つに分かれており、星が人に影響すると思っているタイプと、星と人はシンクロしていると思っているタイプがあります。星の情報の読み方としては、どちらの読み方であっても間違いではなく、要は結果を出せるかどうかということですから、それぞれに方法論があります。
星占いが当たるかどうかという、現実的な事では、依頼する側(クライアント)と占星術師との相性がとても強く作用します。なので、人気があれば良いというものでもありません。
相性が良ければ、概ね8割の確率で当たるようになります。この場合の当たるというのは、いわば人生の天気予報のようなものであって、自分はその天気下においてどう考えて、どう行動するのかは、自分自身が決めることです。
そして、どのような天気であっても、ぶれない自分を確立していくことが一番大切なことです。そうなっていくと、星の天気を気にしない生き方に変わっていくことになります。
コメント
>星⇔人の関係・・・相互作用
びっくり!です。
続きを楽しみにしてます。