今年は19年ぶりのクリスマス満月(2015年12月25日)

今年のクリスマスは19年ぶりの満月です。

IMG_5842

ネット上の情報を見ると、検証しないで38年ぶりの満月と書いている記事があまりに多いので、正確に書いておきます。

クリスマスが満月になるのは、地球の公転周期と月の朔望周期から概ね19年に一度になりますが、12月25日と満月が一致するかどうかは、各国の標準時によって前後1日程度の差があります。

米国標準時(東部、中部、西部、太平洋:UTC-5~UTC-10)では、前回の1996年はクリスマスイブ(12月24日)が満月であるため、クリスマス満月にならず、さらに19年をさかのぼった38年前の1977年がクリスマス満月になります。
そのため、アメリカ発の情報、特にNASA発信のものをベースとした記事では38年ぶりのクリスマス満月という記事が沢山流れていますが、これはアメリカ発の情報を日本に置き換えた場合にどうなるかを検証しないで書いているので注意が必要です。

日本標準時(UTC+9)では、前回は1996年12月25日、次回は2034年12月25日が満月になるので、19年ぶりのクリスマス満月になります。

昨年の朔旦冬至(リンク)に続いて、今年はクリスマス満月です。

IMG_5838

満月と人の心理状態には、相関関係があることは良く知られていますが、今年はクリスマスという滅多にない満月になり、聖なる時に迎える満月ですから、楽しさ・豊かさへの感謝の心を創り出す満月になります。

(参考)

19年前の日本とアメリカの月の満ち欠けについては、こちらのページで計算できます。計算してみると、日本の場合は38年ぶりではなく、19年ぶりであることが確認できます。

こよみのぺーじ>月の朔望(満ち欠け)一覧(年間)
http://koyomi.vis.ne.jp/sub/sakubou.htm

(後記)

世間的には、19年だろうが38年だろうが、滅多にないクリスマス満月だから、細かい事は良いんじゃない?という空気なのかもしれません。
そういうスタイルの記事の方が受けが良いのは分っているのですが、元エンジニアとして、他人の情報を鵜呑みにせず、自分で検証して正確なことを書くというのが性分なので、こういう細かい所が気になるんですね。

コメント

  1. sumie より:

    いつもきちんとした情報をありがとうございます。
    後記が八雲さんらしくて流石と感じました。

  2. yakumo より:

    sumie さん

    NASAが発信する情報は、あくまでもアメリカ国内向けがメインであることを心に留めておくことが大切だと思います。

テキストのコピーはできません。