産泰神社 山系の強い場を持つ神社

神社

スピリチュアルガイドさん任せで出掛けると以外な良い場所に連れて行ってもらえるので今回もお任せにすることにして車を出します。

結構走って、降りたインターが北関東道の伊勢崎IC。そこから下道を進んで、「ここが目的地」と言われたのが、コンビニ。

「えっ?」ここが目的地?

ここから先は、自分で行きたい所を選んで行くということらしい・・・

周辺を探してみると北西に直線で7Kmほどの場所に、産泰神社(さんたいじんじゃ)があり、そこは16年ほど前に一度行ったきりなので、久しぶりに参拝してみようと、カーナビをセットして進みます。

参拝者駐車場に車を置いて、境内を進みます。

大きな神門を抜けると拝殿が見えます。

広角で写しているので大きさ感がちょっと分かりにくいですが、かなり大きい社です。
屋根の形が特徴的ですが、この地方には独特の厚みのある屋根をした神社を見かけます。

山系の強い場を持っているのが印象的です。

本殿および幣殿は、見事な多くの彫刻により飾られており、二十四考の「老來子」や「唐婦人」、背面には「高砂」、両側には、鯉の滝登りの彫刻があります。

強い地場:磐座

本殿の左手後方には、磐座があります。

境内社の金刀比羅宮から見る。

この磐座は、13万年前(旧石器時代)赤城山が崩壊して発生した「石山土石なだれ」により赤城山から流れ着いたと言われています。産泰神社から赤城山頂上までは約18kmあり、長い距離を流れ着いたことが分かります。

赤城山の噴火・山体崩壊に伴うなだれ/土石流については、こちらが参考になります。

前橋地質図 表面 PDF
https://hayakawayukio.jp/asamap/print/maebashi0820a.pdf

前橋地質図 裏面 PDF
https://hayakawayukio.jp/asamap/print/maebashi0820b.pdf

磐座はエネルギーが強く、古代より神の鎮まる磐座として信仰されていたのが分かります。
磐座は、現在立ち入り禁止になっていますが、石の間を妊婦がくぐると安産になると言われた「胎内くぐり」があります。
かつて妊婦の栄養状態が良くなかった時代に、妊婦がエネルギーが強い磐座をくぐり、エネルギーを貰うことで安産につながるとすればそれは理にかなってます。

強い地場:浅間山と赤城山

産泰神社の駐車場からは、かつては赤城山が綺麗に見えていました。

現在は木々が成長しているため赤城山を見ることが出来ません。

また、正面鳥居の先に、浅間山を見ることが出来ます。

地図で見ると、位置関係が分かりやすいです。

北に赤城山連山、西に浅間山連山があり、その交差するところが産泰神社になります。

このような場所なので、山系の強い場を持つ神社になります。神社の建物も強い場に呼応して、大きくなったと思われます。

磐座は旧石器時代からあるので、古代より人々が信仰の場として崇めた場所になります。
現在の祭神は木花佐久夜毘売命このはなさくやひめのみことですが、これは後年山岳信仰と火山噴火から勧請してきた神と思われます。

また、東へ1.4kmほどの場所には大室古墳群を中心として多くの古墳が点在します。

【公式ページ】
産泰神社
https://www.santai-jinja.jp/

 

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