あと、3週間弱で新年になるので、そちらの話を書いておきます。
我々が普段使っている暦はグレゴリオ暦ですが、これは言ってみればローマの暦です。
そのため、ローマ地方では季節の感覚ともあっていることになると思います。(ローマは行ったことがないので想像ですが)
ところが、暦と季節というのは、地域ごとに違うものになります。
大まかに分けると、欧州・中央アジア・東アジア・オーストラリア・アメリカ大陸北、南で気候も異なるので、季節に合わせた暦をつくるとそれぞれ異なるものになるのが本来の姿です。ところが、ローマの暦が日本の暦になってしまったため、季節と暦にずれができています。
明治時代までは、いわゆる旧暦(農暦)をつかっていたし、現在も使っている人も多いのですが、日本の季節に合っているのは旧暦です。
新年を新春と呼ぶのはなぜでしょう?
1月というともっとも冷え込む時期なのに、なぜ新春なのか?
グレゴリオ暦を使っていると、このあたりが分からなくなります。
旧暦では、新年は大体二月の初旬になります。二月の初旬は最も冷え込む時期を過ぎて、ここから暖かくなるという季節の節目となるので、これから春を迎えるということで、新春もしくは迎春という言葉を新年に使うようになります。
なので、日本の気候風土に合った生活をするのであれば、旧暦をつかうべきなのです。
世界中をみたとき、一つの暦だけを使っている国はそれほど多くはありません。複数の暦を併用するのがむしろ普通と言ってもいいと思います。
ということで、旧暦で言えば、新年は 1/29(Sun)新月 になります。
1/1-3の三が日で、参拝できなかった人、伊勢神宮などのお宮に行きたいと思っていた人、これから行くのなら1/29(Sun)の新年がお勧めです。
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