十八丁目茶屋

美味しいもの

温泉おんりーゆーへ行く前に昼食場所を探していたのですが、東名大井松田ICを降りた後、良い場所が見つからず、大雄山の参道途中に茶屋があることを思い出して行ってみました。

大雄山の参道には、中国の天文学・占星術における二十八宿(星宿)を基にした、石の道標があり、一丁目の参道入り口から、奥ノ院の二十八丁目まであります。

参道途中の十八丁目にあるので、十八丁目茶屋と呼ばれます。
他に、二十二丁目茶屋などもあります。二十二丁目を過ぎたところに、十九丁目茶屋とか十八丁目売店があったりしますが、二十三丁目が最終のバス停(道了尊)なので、バス停が出来た時に、下から引っ越してきて、参拝の常連さんが迷わないように、名前はそのままにしておいたのだと思われます。

見るからに、昭和な建物ですが、

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お店の入口も昭和のまま、そして室内にはテーブル席と、今では珍しいコタツ席があります。

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コタツ席は満員だったので、テーブルに座ったのですが、テーブルも昭和の雰囲気そのまま。

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1月の日曜日の昼ということもあるかと思いますが、食事のお客さんが途絶えることがありません。結構人気があるみたいです。

そして注文したのは、名物麦とろ定食。
名物にうまいものなし、などと言いますが、あちこちに行った経験からすると、参道途中のお店というのは、ほっといてもお客さんが入ってくるので、空腹を満たせばそれで良し。と思っていたのですが・・・

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出てきた料理は、1200円と少々値が張るにしては、いたってシンプルです。
ここの麦とろはこの付近で掘れた自然薯を使っているとのことで、素朴ながら美味しいもので、ソバもいい感じなので、ひたすら黙々と食べてしまいました。美味しい食事出会うと、黙って食べてしまうというのがありますが、まさにそれ。近くに行くことがあれば、また寄って行きたいお店の一つになりました。

ここの食事は、素食といった感じで、素材を活かしたものなので、見た目は地味だけど、滋味のある良いものです。他のメニューには、山芋のり巻きみそおでんなどもあって、今度はそちらも試してみたいです。

ただ、外観や室内など雰囲気は昭和のままで、アットホームだけどおしゃれではないので、食事は雰囲気重視の人にはあまり評価されないかもしれませんね。

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