12/22(Sat)は冬至でしたが、暦によっては冬至が新年1月1日になるところもあります。
冬至を新年とする地域は、四季の移り変わりが日本・アジアとは異なり、あまり明瞭でないところが多いようです。
日本・アジア(特に東南地域)では四季の移り変わりがはっきりしており、季節感と暦(カレンダー)は密接に結びついてきます。
現在我々が使っているのはグレゴリオ暦という西洋の暦になります。そのため、日本での季節感とカレンダーとの間にずれが生じてきています。
日本およびアジアで使われてきた暦は太陰太陽暦であり、グレゴリオ暦とは1~2ヶ月程度のずれがあります。
太陰太陽暦で冬至は11/13日ごろになり、名前のとおり「冬に至る」であり、これから本格的に冬になることをあらわしています。そして2008年の新年はグレゴリオ暦では2/7になります。
太陰太陽暦の特徴の一つには、先ほど言った季節感と暦の一致があります。季節感では12月が最も寒い時期(冬)になり、新年は冬が明けて春に向かうことになります。なので、1月は寒さから春に向かう季節であり、それゆえに新年を「新春」と呼びます。
二十四節気は、グレゴリオ暦(括弧内は太陰太陽暦)では、
1/6(11/28) 小寒
1/21(12/14) 大寒
となり、太陰太陽暦では、まさにこれからが一番寒い時期であることをあらわしています。
ということで、我々日本人にとって、新年は三回あるということになります。
※[グレゴリオ暦](太陰太陽暦)
(1)冬至[12/22](11/13)
(2)グレゴリオ暦の新年[1/1](11/23)
(3)太陰太陽暦の新年[2/7](1/1)
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