神社で一の宮などを探していると、旧国名が出てくることがあります。
旧国名は、律令制度の時代の国名になり、現在の市区町村の区割りの原点だったりするので、旧国名は、日常の生活の中でも使われていたりします。
たとえば、東京は武蔵国、千葉は下総国・上総国、神奈川は相模国といった感じで、知らないうちに、使っていたりもします。
旧国名と現在の市町村は区画割の変更などもあり、完全に一致するとは限りませんが、概ね一致します。
自分の住んでいる場所がどの国になるのかは、以下のサイトなどが参考になります。
露草色の郷 > 全国・国郡沿革表
http://homepage2.nifty.com/toka3aki/geography/kokugun.html
戦国武将2010 > 旧国名-現在の都道府県
http://members2.jcom.home.ne.jp/sengokubusyou/kyuukokumei.htm
上記のページを見ていると、東京23区はかなりざっくりとしか地割が記載されていないことがわかります。現在の東京23区というのは、かつて皇居あたりまで海であったため、人が住むということ、すなわち畑作、米作の土地には適していない土地だったというのが、旧国名を見るとわかります。
東京、かつての江戸は、農地ではなく、武家が住むという近代的な都市構造を持った町として発展してきたという歴史もこれらの旧国名を見ているとわかってきますね。
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