隠される原子力・核の真実

東日本大震災

このブログは、スピリチュアルな話題が中心にしているので、話題的にはジャンル外になり、悩んだのですが、あえてこちらの書籍を紹介します。

Book
書名:隠される原子力・核の真実
原子力の専門家が原発に反対するわけ
著者:小出 裕章
出版社: 創史社 (2011/01)
価格: ¥ 1,470
ISBN-10: 4915970361
ISBN-13: 978-4915970368
発売日: 2011/01

おすすめ度:★★★★★
おすすめ度は、評価レベルとして、最大の星5個です。悩みましたが、今福島の問題がいまだに進行中であるということで、原子力の実態をきちんと理解するために読むべき本であるということで、星五個にしました。
原子力問題というのは、単に電力供給や、環境だけではなく、国家の外交上の問題も含まれています。こういったことについて、全体を俯瞰しつつ、原子力についての問題提起を分かりやすくしている本としておすすめします。

原子力発電というと、原子力の平和利用だと思っている人が殆どだと思いますが、実は原子力発電はプルトニウムを使った兵器開発のために行われています。詳しくは書籍を読んでください。こういった話題は、公的な発表からは見えてきません。しかし、原子力発電の全体のコストを見ていくと、実はそういう背景があることがはっきりと見えてきます。

また、今回の福島の事故についても、原子力発電というのは、大規模な事故が起こる可能性があるという警鐘が書かれている本でもあります。

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原子力発電については、世論を見ても、賛成派・反対派・中立派がありますが、スピリチュアルな立場から見たとき、ホピ族の予言にもありますが、これは「作るべきではないもの」であることはあきらかです。

賛成派(推進派)の出す情報ばかりをみていると、「作るべきではないもの」であることを理解するのは難しくなります。推進派である原子力村の専門家ではなく、小出さんのような原子力村の外にいる原子力の専門家の意見を聞くことが重要になります。

Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4915970361/

コメント

  1. ポン太 より:

    (小出先生が定年で退職してしまったら、)今後アカデミアの原子力研究者で反論を唱える人がいなくなるかと思うと、ちょっと怖いですね。

  2. sumie より:

    こういうことも知った上での、地に足をつけたスピリチュアルが必要だと思います。

  3. ポン太 より:

    小出先生の廃刊になっていた本が復刊するそうです。
    (リンク先は小出先生(非公式)まとめブログより)
    『放射能汚染の現実を超えて』が、河出書房新社より2011年5月20日に復刊になります。「復刊にあたって」という前書きも収録されています。
    Amazonでは5月19日発売になっています。
    放射能汚染の現実を超えて (河出書房新社)
    放射能汚染の現実を超えて (Amazon)
    http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/05/19/koete-may19/

  4. はぁぷ より:

    この本をご紹介くださりありがとうございます。
    遅くらばせながら小出先生が震災後に書かれた
    「原発のウソ」を読み進めています。
    ずっと研究を続けてきたにもかかわらず、
    今回の福島の事故をおこしてしまったのは、
    科学者として申し訳ないと思う、
    ともおっしゃっていて、
    科学者として真摯な姿勢をうかがわせます。
    しかし「絶望はしていません。」
    とおっしゃっています。
    「だんだんと多くの人たちが話しを聞いてくださるようになった」と。
    書店で購入したのですが、
    平積の高く積まれた他の本の中に
    残りあと2、3冊というくぼみができていました。
    探せなくて店員の人に頼んだら
    見つけにくいところからさっと持ってきて
    いただきました。
    問い合わせも多いのでしょう。
    この本は売れ行きがよいそうです。
    6月1日に1刷りでしたが、
    6月20日にはもう3刷になっていました。
    いろいろな人の目にとまることを願ってやみません。

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