京都 御金神社

神社

京都から帰って来て、御金神社について書くかどうかずっと考えていたのですが、やはり書いておいた方が良いという結論になったので、書いておきます。


御金神社(みかねじんじゃ)は二条城の近くにある小さな神社です。

金運神社として、大変人気があります。

参拝者が引きも切らず訪れるので、小さな神社の境内はいつも人でいっぱいです。

向かって左には、御札や絵馬などを頒布するテントがあり、いつも賑わっています。でも、私が見て「これは良い」というものが無かったので、結局何も買っていません。

絵馬を掛ける場所もこの通りで、沢山の人々のお金に対する想いが詰まった絵馬がいっぱい掛かっています。

多くの人がこの神社に訪れているのが良く分かります。


人気のある神社なのに、何で書くかどうかずっと考えていたのかというと・・・

辿りつけない

ふだん神社に行く時は、エネルギー感覚やガイドさんの声を頼りにして辿りつけるのですが、御金神社の場合まったく分らない。スマートフォンの地図で確認すると、全然違う場所をウロウロしてしまう。

仕方ないので、スマートフォンのカーナビを頼りにして、ようやくたどり着くことができました。

本来行くべき神社であれば、そんなことがなく、スムーズにたどり着けるのですが、今回は明らかに違いました。

お金頂戴!

神社の境内で神様とお話をすると、神様が「お金頂戴!(おかねちょーだいっ)」と言う。

え? しばらく頭の中に「?」が浮かんできます。
神様がお金をくれと言うってどういう意味?

神様が人に金運を与えるのではなく、神様(というか、正確には神社)がお金を欲しいと言って来る。

こういうのは初めてなので、しばらく境内に留まってみました。
そうすると、神社にエネルギーを取られて行くのが分ります。

ここは、いわゆる金運神社ですが、その金運とは「神社が金運に恵まれる」。
金運神社として有名になる為に、時には人に金運を与えることもあるようですが、基本は神社が金運に恵まれるということです。

短時間で参拝して境内を出ると気が付きにくいですが、エネルギー感覚のある人が、思い込みなどを排除して、しばらく境内に留まっていると良く分かります。
なので、エネルギー感覚で見れば、この神社がどういう存在なのか良く分かるのですが、感覚がない人達がここを金運神社として取り上げているのが実体です。

これまで行った関東の金運神社と比べると、全く異なるエネルギーです。

主祭神は、南宮大社の祭神である金山彦命を祀るとされています。南宮大社には何度か参拝していますが、まったく違うエネルギーでした。

この神社は、神社に関わった人的なエネルギーが強く感じられます。

どちらかというと、神ではなく人的なエネルギーです。

元は新興宗教の神社

御金神社は、元は新興宗教の神社として創建されました。
今は単立神社となり新興宗教とは関係していませんが、屋根瓦を見るとその名残があります。

正面から見る拝殿の屋根瓦は新しく新興宗教から神社として独立した時に変更したのか紋が元の形から少し変わっていますが、

塀の屋根瓦はオリジナルの紋のままです。

この屋根瓦の金色の紋を見て、金運の紋と思っている人が居るようですが、それは間違いです。

この紋は金運の紋ではなく、金光教の紋です。

上記の画像は金光教の公式ページ左上部分です。左上に赤い紋が表示されていますので、金運の紋ではないことが分かります。

金光教 KONKOKYO
http://web-konkokyo.info/

金光教は神道系の真面目な新興宗教で、私の実家からはJRで二駅と近いので、地元民ならみんな良く知ってます。なので屋根瓦を見てすぐにわかります。

金光教を知らなければ、この紋を見て金運を感じてしまう人もいるでしょうが、それは間違いです。この紋は金光教という神道系の新興宗教の紋です。

新興宗教も伝統宗教も同じですが、人とお金を集めることが活動を維持する為に必要です。御金神社がそういうバックグラウンドを持っていることを知れば、「お金頂戴!」と言うのも良く分かります。

コメント

  1. あぐ より:

    ぎょっ 汗

    そういう神社もあることに驚きました。
    遠方なのでなかなか参拝できないですが、機会があったら、エネルギーを感じらるかどうか参拝してみたいなと感じました。(興味本位ですね 汗)
    情報ありがとうございます。

  2. 八雲 より:

    > あぐさん

    金運神社をキーワードに検索すると、色々なページが見つかりますが、多くは実際にそこに行った事も無い人が書いています。なぜそうなるのかというと、金運神社というテーマで書くとアクセスを集めやすいからで、それ故に単にネット上で情報収集しただけで書いている人が沢山います。

    それが、良いとか悪いとかを言うつもりはありませんが、やはり実際にその場所を訪れて書いている人の記事の方が役に立つものになっていると思います。

  3. es-kay より:

    読んでいて寒気がしてきました。
    幸か不幸か京都は遠いのでなので行く機会はなさそうですが…。
    そういうところもあるんだな、と勉強になりました。
    もしかしたら関東にも、こういったところがあるのかもしれませんね。

  4. 八雲 より:

    > es-kayさん

    関東にもこういう場所はあると思いますが、人によってはそこが良い場所だったりするので、見つけても書くかどうかは難しいところです。

    今回は、ネットでの評判と現地で感じた事のギャップがあまりに大きいので、あえて記事にしました。

  5. トムソーヤ より:

    今年、初参拝いたしました。
    私も「お金、ちょうだ~い。」を強烈に感じましたが
    まさか神様からのメッセージだったとは、気が付きませんでした。
    また行く機会があれば、寄って確認してみたいです。
    記事、ありがとうございました。

  6. 八雲 より:

    > トムソーヤさん

    今年の春頃から、金運と金運神社について色々と調べていました。
    金運神社を調べると、京都の御金神社(みかねじんじゃ)が出てきて、これまで何度も京都の神社には参拝しているのに、なぜか行った事がありませんでした。
    神護寺の五大虚空蔵に参拝に行った時に最後に立ち寄ってみたら、逆金運神社でびっくりしました。

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