伊勢神宮の正しい参拝順は?

外宮と内宮

伊勢神宮は、豊受大神宮の外宮(げくう)と皇大神宮の内宮(ないくう)があり、外宮→内宮の順番で参拝するのが良いと言われています。

ところが、外宮も内宮も境内と境外に複数の別宮(べつぐう)と、本宮である正宮(しょうぐう)があり、それらをどの順番で参拝するのが良いのかを、きちんと理由を付けて説明しているものがありません。

この記事では、外宮と内宮の別宮と正宮をどういう順番で参拝するのが良いのかについて理由も含めて書きます。

別宮、正宮って何?

正宮(しょうぐう)
神社の本宮、本社のこと。
伊勢神宮では本宮のことを正宮と呼びます。

別宮(べつぐう)
本宮とかかわりが深い関係の神社。
伊勢神宮では、境内と境外に別宮があります。

伊勢神宮境内の別宮と正宮の参拝順

伊勢神宮の入口にある案内所で聞くと、時間が限られている場合、まず正宮に参拝してくださいと言われます。伊勢神宮のホームページに掲載している30分のモデルコースを見ても、正宮の次に別宮という順番になっています。

でも、神社に詳しい人から見ると、このモデルコースはちょっと疑問です。
何が疑問なのかというと、いきなり正宮に参拝するというところです。

祓いの別宮

伊勢神宮の境内には、外宮・内宮ともに、祓い(はらい)の別宮があります。
外宮:風宮(祭神:級長津彦命・級長戸辺命)
内宮:風日祈宮(祭神:級長津彦命・級長戸辺命)
いずれも、「風」と言う文字が含まれますが、「風」は罪や汚れを吹き祓うものとされており、こちらの別宮参拝することは、参拝者の罪や汚れを吹き祓うという意味があります。

なので、伊勢神宮で最初に参拝する別宮は、外宮:風宮、内宮:風日祈宮であり、そちらに参拝して、罪汚れを吹き祓ってから、正宮に参拝するのが本来の順序になります。

伊勢神宮以外でも、参道に祓いや禊の小社があり、そちらに参拝してから、本社に参拝するというのは、大きな神社では良く見かけます。

荒魂の別宮

荒魂(あらたま、あらみたま)とは、荒魂は神の荒々しい側面。
もう一方の穏やかな側面を和魂(にぎたま)と言う。
人には、様々な側面があるように、神にも様々な側面があり、それらを二つにまとめたのが荒魂と和魂となり、伊勢神宮では、和魂が正宮(本社)に、荒魂が別宮に祀られています。

位置づけとしては、正宮が本社であり、別宮は正宮に準ずるものになるので、伊勢神宮の本宮より先に荒魂を祀ってある別宮に参拝になります。

伊勢神宮境内の別宮と正宮の参拝順

神宮/神社は、清浄であることを重視するので、参拝順は、やはり祓いの別宮を最初にすべきでしょう。そして外宮の土地に以前からあった地元の神社である土宮、荒魂を祀る別宮を参拝してのち、本社である正宮という順番がもっともふさわしいと思います。

外宮:風宮 → 土宮 → 多賀宮 → 正宮
内宮:(五十鈴川)→ 風日祈宮 → 荒祭宮 → 正宮

なぜ、正宮の次に別宮という案内になっているのか?

伊勢神宮が、日本の総本社の神社としての位置づけを考えると、そうせざるを得ない事情もあります。

伊勢神宮には日本のみならず、海外からも様々な人達が、ある人は単なる観光で、ある人はパワースポットに興味があって、ある人は神様に接したいという想いで、ある人は神様とお話しにやってきます。

観光で来る人の場合、滞在時間が限られるので、別宮をじっくりと参拝するような余裕はありませんから、その場合は正宮に参拝してくださいという案内になります。

少し時間がある人でも、別宮ばかり巡って、正宮に行く時間が無くなってしまってはいけないので、まず正宮に参拝してから別宮に参拝してくださいという案内になります。

伊勢神宮は、元々は天皇の為の神社で一般人は参拝できなかったので、多くの人が参拝するという人の流れは考慮していない建ち方になっていますが、参拝者が多いと、人の流れを考える必要があるので、流れに沿った案内をせざるを得ないところもあります。

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