一般的に言うエゴ(ego)は、多くの場合「わがまま、エゴイスティック、自分勝手」といったイメージでとらえられています。
私の定義における「エゴ」というのは、人間が肉体を纏って、分離体験をする上での必要な信念としての、「私とあなたは違う」、「私は自然とは切り離された存在である」という意味になります。
「エゴ」は分離体験をするための道具としての「自我」であるので、良いも・悪いもありません。
「エゴ」が分離体験の為の道具であるのならば、「エゴ」はいずれなくなります。あるいは修行や悟りと言ったプロセスを経て事実上なくなるということもあります。
いわゆる悟りというのは、「自分が全てである」という認識に至ることなので、この時点では「エゴ」は事実上なくなっているいうことです。
ただし、肉体を存続させるために必要な、最小限の自我というものは存在しますが、これはエゴというよりは、生存本能の領域になると思います。
(関連記事)
コメント