直感を使うというとき、普通の人は意図的に直感を使うことが難しいのですが、直観を鍛えると意図的に直感を使うことができるようになります。
直感を意図的に使えるようになると、
・限られた情報量の中で的確に判断を下せるようになる
・相手の意図や思考を見抜くことができる
・未知のもの、未来のものを見通すことができる
さらには、
・チャネリングやリーディングができるようになる
・ハイヤーセルフ、ガイド、大いなる存在と繋がることができるようになる
といったことが(全ての人ではないですが)出来るようになります。
ところが、我々が受けている義務教育や高等教育において、直感を伸ばすトレーニングはほとんどされておらず、思考能力(学力)のみの教育になっています。
そのため、多くの人において、
・直感というのは、単なる勘であって、役に立たない
・思考能力こそが、社会において重要である
といった、間違った認識がなされています。
ところが、ビジネスやスポーツ、アートなどの領域において能力の高い人は、思考と直感をバランスよく使って結果を出しています。
私自身の経験でも、ITシステムの開発やコンサルティングにおいて、思考能力だけで仕事をしている人は、それほどパフォーマンスを出すことが出来ておらず、直感と思考をバランス良く使っている人の方がはるかに高いパフォーマンスを出しているということを見てきました。
直感は、沢山の混沌とした情報から、必要な情報、重要な情報、あるいは将来を見通す時に非常に高い能力を発揮します。
一方で、思考は、物事を論理的に組み立てて完成に導くときに高い能力を発揮します。
つまり、直感と思考の使い方としては、
(1)最初に全体像から、直感でポイントを引き出す
(2)引き出したポイントを検証し、組み立てて行くときに思考を使う
という手順が必要で、この順番が逆になったり、一方だけを使っていると低いパフォーマンスしか出すことができません。
これは、ビジネスの世界でも、スピリチュアルな世界でも同じです。
では、どうすれば、直感を意図的に使えるようになるのか?
基本的な方法論を書いておきます。
【直観をトレーニングし、使えるようにする】
1.無私になる
2.無心になる
3.事実をありのままに観る
4.事実から浮き上がってくる情報を掴む
5.情報を検証する
6.1に戻り、繰り返し行う
ここでのポイントは、「思考しない」、「記憶に頼らない」、「想像しない」ということです。これらの三つの行為である「思考」、「記憶」、「想像」は、いずれも直観を使えなくします。
普段直観を使っていない人の場合、すぐに使えるようになるわけではないので、「繰り返し行う」ことも大変重要です。
直観を鍛えるというと、特別な場所に行ったり、特殊な方法論を考えている人が多いのですが、日常生活の中で鍛えることができます。日常の中でトレーニングできる方法として、
(1)買い物や外食で行う
(2)通勤で行う
をお勧めしています。
買い物で行うには、スーパーに行って、野菜などを買う時に、どのキャベツが一番良いキャベツなのかを直観を使って選択して買う。そして、食べた時に検証することができます。
あるいは、ドラッグストアで、スキンクリームなどを買う時に、直観を使って選択し、テスターで確認します。
他にも、食事に行ったときに、どのお店が一番自分に合った味なのかを直観で選択します。これだと食べることで検証できます。
通勤で行うでは、車で通勤している場合、駐車場が空いているかどうか、電車で通勤している場合は、席に座れるかどうかを直観を使って情報を得て、確認するということになります。
重要なのは、「検証すること」、「繰り返し行うこと」です。
コメント
直感とセンスは同じですか?
例えば、庭を造るとき、絵を描くときなど、「この位置にこの色を配置すれば綺麗に
見えるだろう」などと頭で考えることなく、花や木、対象を配置すると、完成したものが
とても綺麗にできていた、というような場合です。
あてずっぽうにも見えますが、子供のころこんな感じで遊んでいた記憶があります。
子供の時が直感はとても優れていたのでしょうね。
大変解り易い説明をありがとうございました。
直観のトレーニング、ポイント、具体的な検証方法・実践方法、
的を得ていて、非常に解り易いです。
車通勤では、次の信号は赤か青か決めながら行くのも面白いです^^