エアカウンター/エアカウンターSのGM管による誤動作

東日本大震災

エアカウンター/エアカウンターSのγ線センサーは外部環境に対して敏感であるようです。

RADEX RD1503は、GM管を用いたガイガーカウンターであるのに対して、エアカウンター/エアカウンターSは半導体式の測定器です。

エアカウンター/エアカウンターS、RD1503の三つの測定器を持って、測定してみたのですが、測定中にエアカウンターSが 9.99μSv/hの表示に・・・
他の測定器は、0.15前後なので、明らかにエアカウンターSの表示がおかしいということになります。

故障かと思ったのですが、再度場所を変えて測定しなおすとエアカウンターと概ね同じ値を示すので、故障ではないということで、しばらく色々と試してみると、エアカウンターSとRD1503の距離が近いほどエアカウンターSが表示する値が異常値を示す確率が高いということがわかりました。

ということで、自宅で実験してみました。

RD1503は、0.13μSv/hを表示しているのに、エアカウンターSは、9.99μSv/h以上となっており、エアカウンターSの放射線検出音を聞いてみても明らかに異常です。上記のような数値になるのは、左側のどこでもということではなく、かなり限られたポイントになります。

RD1503は正面から見て、左型にGM管があります。RD1503で使われているGM管(SBM-20)は、400Vの電圧を掛けて使用するという仕様になっています。

Russian Geiger TUBE Counter SBM-20

Recommended Operating Voltage (volts) 400
Operating Voltage Range (volts) 350 - 475

今回のエラーが発生したのは、高電圧(=高電界+高磁界)環境下において、エアカウンターSのセンサーが誤動作するということのようで、RD1503とエアカウンターSの距離を10cm以上離すと誤動作はなくなるようです。また、前モデル(卵型)のエアカウンターでも同様の現象を確認しています。

これは、放射線測定器で測定しているγ線の実態が電磁波(電磁界波)であることに由来するものなので、製品の欠陥ということではありません。

ということで、エアカウンター/エアカウンターSを使う場合は、GM管を使う放射線測定器からは十分な距離を置いて使うことが必要です。

(参考)放射線とは?

財団法人放射線影響研究所(放影研) > 放射線ってなんだろう > 放射線とは?
http://www.rerf.or.jp/general/whatis/index.html

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