出雲の神さまとお話しやすい 出雲伊波比神社 四社

神社

関東地域の出雲系神社の代表格である、出雲伊波比神社(出雲乃伊波比神社、出雲祝神社とも呼ばれる)に呼ばれて行ってきました。

出雲地域が隆盛を極めた頃には、出雲から日本の各地に移り住んで、それぞれの地域で開拓していったという歴史があります。
そのため、出雲系の人が行くと神様とお話しやすい神社がこちらに書いた、出雲伊波比神社です。関東地域によくある氷川神社より、出雲の神さまとお話しやすいです。

出雲乃伊波比神社:寄居町赤浜

通りから、奥まった場所に立ち、静謐だが活発さも感じられる。
住所:埼玉県大里郡寄居町赤浜723(Googlemapリンク
駐車場:なし(隣に集会所があるが入り口は通常鍵が掛かっている。神社から徒歩2分ほどの坂を少し下った道路に路駐可。)

出雲乃伊波比神社:熊谷市板井

目の前に清流と田圃あり、近隣に人家はない。人里から少し離れた落ち着いて神と対峙できる場所。
住所:埼玉県熊谷市板井718(Googlemapリンク
駐車場:川沿い、社務所横に駐車可

出雲祝神社:入間市宮寺

近くには、人家が点在する。人と神の交流地点のような場所。
住所:埼玉県入間市宮寺1(Googlemapリンク
駐車場:境内の端に駐車場あり

出雲伊波比神社:毛呂山町岩井

出雲伊波比神社の中では、最も規模が大きく、神の存在も身近に感じられる。
住所:埼玉県入間郡毛呂山町岩井西5-17-1(Googlemapリンク
駐車場:境内上がった所(神社の北側から細い砂利道を上がる)に駐車場あり
毛呂山町福祉会館(ウイズもろやま)の駐車場は神社の駐車場ではない

各社の祭神は、
出雲乃伊波比神社(寄居町赤浜):須佐之男命
出雲乃伊波比神社(熊谷市板井):武甕槌命
出雲祝神社(入間市宮寺):天穂日命・天夷鳥命・兄多毛比命
出雲伊波比神社(毛呂山町岩井):大名牟遅神(大国主命)、天穂日命
となっているが、社名とは関連しない祭神も含まれており、長い歴史の中で祀り替えされてしまっていると思われます。

出雲伊波比とは、出雲の「いわい」=斎主のことであり、伊波比や祝は当て字になります。
出雲伊波比神社とは、出雲の斎主(祭祀を主宰する神/人)を祀る神社であるということです。
なので、そこに行くと出雲の神々とお話しやすい場所です。

日本各地の出雲系の人の痕跡は「出雲を原郷とする人たち」という本に書いてあります。出雲系の人たちには必読の書ですね。

以下は、アマゾンから引用:
書名:出雲を原郷とする人たち
著者:岡本 雅享
「出雲」発の人びとの移動の歴史を足で辿る、異色の移住・文化史
神話の地・出雲から遠く離れた列島各地に、出雲という地名や神社が数多く存在するのはなぜか? 全国の「出雲」を訪ね歩くとともに、神話・伝承・考古学・郷土史を博捜し、「海の道」をメインに各地へ伸びた出雲文化の広がりを解き明かす。『山陰中央新報』好評連載、待望の単行本化!

評価:5つ星のうち4.6
価格:¥3,080
出版社:藤原書店
発売日:2016/11/26
単行本:352ページ
ISBN-10:486578098X
ISBN-13:978-4865780987
アマゾン:https://amzn.to/41bdIE9

追記:氷川神社

氷川神社は、今ではスサノオを祀る神社と言われてますが、過去を振り返ると少し違った歴史があります。
以下に記事があります。

氷川神社の祭神はスサノオなのか?
氷川神社の祭神は、多くは須佐之男命(スサノオ)と奇稲田姫命(クシナダヒメ)とされていますが、どうも釈然としない思いを長年持っていました。 先日参拝してその謎も分りました。 ●同じスサノオを祀っているのにこの違いは? 南千住の素盞雄神社では、...

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