岡野玲子氏の陰陽師

スピリチュアル

岡野玲子氏の陰陽師はお勧めです。

陰陽師8巻

なぜ岡野玲子氏の陰陽師がお勧めなのか簡単に説明しておきます。

'96年の面白いマンガの総合ランキングの第10位にも堂々選ばれた傑作です。
話は、平安時代の有名な陰陽師である主人公安倍晴明が友人の源博雅という殿上人と繰り広げる物語です。絵の細かい描写や時代考証も綿密に調査の上描かれており質の高いものとなっています。

1~7巻は原作の夢枕獏氏の小説にほぼ忠実な構成となっていますが、この8巻以降は岡野氏のオリジナルとなっています。
8巻では、京都の都の旱魃のため、御上の要望により主人公である安倍晴明が独自の祈雨祈願を行うところから始まります。

スピリチュアル(霊的、心霊的)なことに関心のある人たちには、映画のマトリックスがいわば、「分かっている」映画として有名ですが、岡野玲子氏の陰陽師は、「分かっている人」が書いている漫画です。

せりふの間の取り方や、ストーリーの展開など、普通の人には分からないかもしれませんが、分かる人からみれば、岡野玲子氏も「分かっている」もしくは「見えている人」であることは確かです。

8巻のストーリーとしては、都を出発して一度若狭まで北上し、そこから南下し、天河で祈雨祈願が終わると同時に降雨するという形を取っていますが、この若狭から天河・玉置・熊野の南北のラインはレイラインとも呼ばれるもので、霊的なエネルギーが非常に強いことで知られる土地が並んでいます。

北から南へ
若狭彦神社・若狭姫神社 鵜の瀬(水源) 瓜割(水源) 比叡山 上賀茂神社 下賀茂神社 伏見稲荷 春日大社 石上神宮 大和神社 大神神社 丹生川上神社(上社 中社 下社) 天河神社 玉置神社 熊野大社

そのレイラインを辿るということは、私の場合色々な過去生も含めて思い出すための過程でもあったので、祈雨祈願ではないものの、同じようなことをやっているので、8巻で安倍晴明が行っていることの霊的な意味合いはすごく良くわかります。

そういったことを踏まえつつも、エンターテイメントとして纏め上げているところが、とてもよく出来ています。

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