ここのところ、旧暦に関して続けて書いていますが、このブログをずっと読んでいた人にとっては、よく分かる話ですが、最近読み始めた人には、「何で旧暦?」という感じだと思います。
まず、我々が現在使っている暦について話しておきます。
我々が一般的に使っている暦は「グレゴリオ暦」と呼ばれています。
グレゴリオ暦は、分かりやすく言えば人工的な暦です。
人工的な暦と反対側に存在するのが、自然暦になります。
グレゴリオ暦は、天体活動の誤差を如何にうまく纏めるかということを主眼に置いたため、自然のリズムではなく、誤差を纏めこむことがポイントになったため、自然のリズムから離れていってしまう結果になっています。
一方で、旧暦(もしくは農暦)というのは、あくまでも自然のリズムを中心に置いているので、年毎に微妙な調整が入ってしまうので、暦としての精度については、若干問題(というほどではないのですが)を含んでいます。
ただ、暦の精度を上げようとすると、天体のリズムから離れてしまうというジレンマがあり、天体のリズムを取るのか、暦の精度を取るのかという問題になります。
人々の地球上での活動ということを中心に考えたとき、暦の精度よりも、天体のリズムの方が重要な問題になります。なので、暦の精度を追求するよりは、天体のリズム(=自然のリズム)に沿った暦を使うほうが、より自然な生活を得ることができます。
そういった意味で、推奨しているのが旧暦(農暦)です。天体のリズムということでは、「13の月の暦」もいいのですが、日本(アジア)の季節とのリズムということでは、旧暦が一番オススメです。
旧暦は太陽太陰暦と言って、月のリズムと太陽のリズムを組み合わせて、季節の移り変わりを暦の中に取り入れており、大自然のリズムと同調することができる暦です。
旧暦では、月の初めが新月、月の中(15日)が満月といった月のリズムで構成されています。女性の場合は、月経があるのですが、それは名前のとおりで月の満ち欠け(月経)が基本的なリズムになっています。
なので、自分自身の精神的な状況も月経、すなわち月の満ち欠けが重要なリズムになります。
男性の場合は、月経がないので、女性ほどには月のリズムには影響されないところがありますが、それでも月のリズムは重要なリズムです。
コメント
月のリズムについて、以前なにかで読んだのですが、物事を始めたり旅行の出発日や引っ越しなどは、新月から満月の間がいい。髪を切るのも同じく。
といったような内容でした。
それ以来、私はヘアカットも新月から満月の間に行っています(笑)
それについて八雲さんはどう思われますか?(ご意見聞かせていただきたいです
> あぐさん
月のリズムについては、影響する人もいれば、影響しない人もいます。
こちらの記事、
スピリチュアルとノンデュアリティは何が違う?
の理解がベースになりますが、自分の立ち位置によっても変化します。
物質的:影響は無い、もしくは少ない
スピリチュアル:影響がある
ノンデュアリティ:影響されない
といった感じです。
また、その人の今生のテーマによっても影響度合いは変わります。
月の進行の影響については、断定的に(影響します!とか)言った方がインパクトのある答えになるのは確かですが、現実には月の進行の影響は、影響されないから影響されるまで多様なので、それらを全てひっくるめた答えとしては、
家族の中でも、影響される人、影響されない人、がいたりするので、
家族として、月のリズムに乗る生活をしておいた方が良いです。
となります。
八雲さま
ありがとうございます!
今の私の立ち位置だと、影響がある、ようです。
ところで、ノンデュアルティだと、影響されない、というのは、「すべては一つで、個人も月もないから影響されようがない」という理解で正しいですか?
2013年3月21日の、「スピリチュアルの段階とエネルギー的影響」という記事にたまたまたどり着きました。
質問した内容の答えとして、ピッタリの気がしました。
> あぐさん
「スピリチュアルの段階とエネルギー的影響」はその後の記事もあります。
新しい記事になるほど、理解が深まっているので、比較してみるのもいいかもしれませんね。
記事の番号(archives/番号)が大きいほど、新しい記事になります。
ちょっとリストアップしてみます。
スピリチュアルの段階
スピリチュアルの段階とエネルギー的影響
スピリチュアルの段階とエネルギー的影響(その2)
スピリチュアルの段階 第二版
スピリチュアルとノンデュアリティの段階
禅における悟りの段階
八雲さま
ご丁寧にありがとうございます。
私にとっては、とくに第二版が興味深かったです。進化と深化!
ご紹介いただいたそれぞれをゆっくり読みこんでみたいと思います。
いつもありがとうございます。