10月18日は新月で通常年であれば、この日から神無月になります。
(今年は太陰太陽暦の閏年なので、9月:長月)
「神無月は日本の神様が出雲へ集まる」という話ですが、神無月には出雲以外に神様が居なくなるということはありません。
神無月はそもそも古代の出雲において、10月に出雲国内の各地方の首長が集まって、その年と来年のまつりごと(政治と神祭)について話し合ったということが始まりです。推測なのですが、10月に集まるのは、米の収穫の月であり、収穫量が確定することで、来年秋までの見通しが立てやすいということも背景にあると思います。
古代出雲では、首長はカミと呼ばれていたことから、10月は地方にはカミがいない月となり、それでカミナシヅキ→神無月と呼ばれるようになりました。(今でも、政府を「おカミ」と呼ぶことがあることを考えると分かりやすいと思います)
なので、神無月というのは出雲地方におけるローカルな呼び名だったのですが、出雲族から日向族への国譲りが行われた時に、出雲族の名を残すために10月を神無月としたものなので、日本中から神様が出雲に行くわけではありません。
ただ、出雲地域においては、伝統的に10月はまつりごとのための月であり、神無月ではなく「神在月」(かみありづき)として、各種神事が行われ、エネルギー的に見て高い時期になるので、10月に出雲に行くのは良いことです。
コメント
なるほど~[E:up]
知りませんでした!!
神様は一斉に出雲に出向いて
地方には神様不在になるのかと・・・
思っていました[E:wobbly]
良かった~!
この記事を見て一安心デス[E:delicious]
昔、昔「まんが日本昔ばなし」で出雲に神様が集まって相談している場面をいつも思い描いてました。
でも、神様には時間も距離もないと思うので、神社という窓口で話しかければ、遠くにいても聞いていてくれるし、秋は収穫のお祭りも多いので、お祭りのときは戻ってくるものだと思っていました。
shihoさん
神々は降臨するものなので、何処かの神社にずっととどまっているわけではないです。
ミケニャンコさん
そうですね。