キャリアは垂直方向?

※この記事の最新版はこちら

※この記事は、「2008.05.30 キャリアは垂直方向?」(リンク)に加筆編集したものです 社会人となって、会社で働...

社会人となって、会社で働くと、キャリアというものを問われます。
普通言われるキャリアというのは、なにかスキルを専門的に習得する方向であり、言い換えるなら物事を深堀するという垂直方向のスキルになり、一般的には専門家と呼ばれます。
専門家が、縦方向のスキルを持っているのに対して、(通常)総合職と呼ばれる人たちは、幅広い知見があり、特定の分野に強いというわけではない、水平方向のスキルをもっています。
一般的な傾向としては、男性は垂直方向のキャリア(以下、垂直キャリア)、女性は水平方向のキャリア(以下、水平キャリア)に向いていることが多くみられます。
ところが、自分の適職は何かを探すとき、どの垂直キャリア、すなわち、営業とか企画、開発、製造といった職種で見てどれが自分に向いているのかを考えることが多いため、水平キャリアの人が、自分にはどの垂直キャリアが向いているのか、ずっと悩んでしまっている場合があります。
会社の中で、収益を生み出す中心的な役割を果たしているのは、垂直キャリアの人であるように見えるので、自分も会社の役に立つには、垂直キャリアを選択しようとする傾向はどうしても強くなります。
カウンセリングに来られる方としては、垂直キャリアより、水平キャリアを持っている方の方が、非常に多いです。
これは、世の中一般に言われるキャリア論が垂直キャリアをターゲットとしているため、水平キャリアの多くの方が、迷っているためだと思います。
水平キャリアを持っている人の場合、自分が会社の役に立っているのかどうか不安、長期的に自分のキャリアをどうしたらいいのか不安、そもそもこの仕事が合っているのかどうか不安といった、キャリアに対する不安があります。
つまり、自分のキャリアを垂直キャリアの人と比べてしまって、自分はどうしたらいいのか迷っているわけです。
結論から言えば、垂直キャリアの人は、専門家であり、自分の得意な分野以外は、能力を発揮できないということです。そういう、専門家な人たちだけが集まると、専門の仕事はできるが、それ以外に必要だけど、しなければならない仕事は、ほったらかしになります。なので、会社としては、ビジネスの形態をなしていない状態になるので、結果として、ビジネスは停滞します。
一方で、水平キャリアの人は、トータルで物事を見ることはできるが、垂直キャリアの人にくらべると、専門性が低くなってしまうため、企業の収益に対する貢献度は低いものになります。
ここで、大切なのは、企業の収益ということになりますが、企業の収益を高めるためには、垂直キャリアと人と水平キャリアの人を上手に組み合わせることが、非常に大切です。

コメント

  1. 繊務 より:

    執筆途中で恐縮ですが、大変参考になります。
    いままで垂直キャリアだった方が、管理職に
    なられた場合は、ある種の「壁」を乗り越え
    なければならないということなのでしょうね。

  2. なしき より:

    こちらではご無沙汰しております。
    ビジネスでの顔は垂直キャリアの典型的な専門バカ(その故にいまだ独立・開業できません)、スピではキャリアというのもおこがましいような状況のなしきです。
    垂直と水平のキャリア、生産部門と非生産部門の相互不理解(それぞれ役目が違うということ、そこに優劣はないということがナゼだか分かり合えない)と、そこから派生する双方の社会的なストレスは、いつまでたってもなくならないものですね。
    この概念を家庭に置き換えれば、給料を稼いでくれるお父さんは偉くて、家事をしているお母さんはイマイチてな最近の世間の目に耐えられない極論に置き換えられたりしちゃうわけですが。
    持つ者は持っているものをひけらかし、持たざる者は持っていないことを免罪符のように振りかざしちゃう傾向があって、冷静にみると「どっちも間違ってる」or「どっちも正しい」な感慨を抱いたりします。
    それぞれをグループ分けし、それぞれの順位を決めたりする心境というのが根本的に理解できないので、会社組織でそういうものが展開されると「なんで?」とか思っちゃいマス。
    水平キャリアな人は、垂直キャリアの人が払っている代償に気づいた方がよろしいし、垂直キャリアな人は自分の代償は報酬という形で報われているのだから、それ以上のものを周囲に求めなさんな、と思うのですが、やはりこれは私のレモンイエローであるが所以なのでしょうか^^;
    垂直か水平かで悩みの多寡もないと思うのです。ただ、垂直系はヒューマンインターフェースが一部ぶっ壊れている(プライドが高いとか、妙な使命感に縛られちゃうとか…)ところもあり、表面化しづらい傾向にある気がします。実際、人に相談すれば楽になるのに鬱々と抱えてしまいリカバリが困難になったりで、鬱病の罹患率はそれを示していたかと。

  3. 八雲 より:

    コメントありがとうございます。
    明日からの奉仕団の準備もあり、記事の続きとコメントへの返信は少し遅くなると思いますが、よろしくお願いします。

  4. ruby より:

    ここでいうところのスキルというのは、前世の経験によるものですか?それとも、今生で果たすべき役割のために備わったものですか?

  5. 初めて立ち寄りました。
    納得したり、そうでしたか、と教えていただいたりして読ませていただきました。
    これからも拝見させていただきます。
    ありがとうございました。
    つばきりゅう

  6. 八雲 より:

    つばきりゅうさん
    コメントありがとうございます。
    質問などありましたら、気軽に書き込んでくださいね。