冬至の日に、穴八幡宮に行く人もいるというので、2005/11/08の記事に追加編集して再掲しておきます。
1.冬至の意味合い
二十四節気の一つで、グレゴリオ暦では大体12月22日頃になります。太陽の南中高度が最も低く、昼が最も短くなるため、古代においては冬至を1年の始まりとしており、現在でも冬至は暦の基準となっています。これは冬至になると太陽の力が弱まり、人間の魂も一時的に仮死する。すなわち、陰極まれば万物みな衰えて死に、冬至が過ぎると太陽の力が帰り来ることによって再びよみがえると考えられ、古くは日本ばかりでなく世界中で「冬至祭」が行われてきました。
2.穴八幡宮の冬至祭
江戸城北の総鎮護である穴八幡宮では、江戸時代から続く、金銀融通の「一陽来復」御守を冬至から節分までの期間に授かる事ができます。 この御守を恵方に向けて高い場所にお祀りするとお金繰りが良くなると言う事で大変な人気があります。冬至の日が休日と重なると、授かるには数時間待ちになることもあります。
なお、ネットなどでみると、穴八幡神社と書いている人が多いようですが、ここの正式な名前は穴八幡宮になります。
(1)穴八幡宮入口正面
(2)隨神門
(3)本拝殿
3.一陽来復を授かるには
冬至の日に一陽来復のお守りを頂くのですが、穴八幡に問い合わせしてみました。
領布(りょうふ:一般には「はんぷ」だが、穴八幡ではこう読んでいる)つまりお守りを頂けるのは、2011年の冬至から、2012年の節分までの間になります。時間帯としては、
2011/12/22(冬至) 05:00-21:00
2011/12/23-12/31(年内) 08:00-19:00
2012/1/1-2/3(正月-節分) 09:00-17:00
とのことで、冬至の日だけは早朝から領布するということです。
冬至の日は、5時の頒布開始時には徹夜組が既に並んでいるとのこと。また、5時ごろは地元の人が並んでおり、列の待ち時間は1~2時間ぐらいは考えておいた方がいい。
東京メトロ早稲田駅に他方面からの始発電車が通過するのが6時頃になる。7時くらいにはいったん列が落ち着いてくる。
ということなので、冬至の日は郊外から来る人のことも考えると、朝の7時に東京メトロ早稲田駅到着で考えていた方が良いかと思います。ただし、そこから1時間以上は列に並ぶ事が予想されるので、会社員のかたは午前半休かもしくは休みということにしておいてください。それが無理な場合は、翌日の23日(天皇誕生日:祝日)に並ぶようにしてください。
上記の写真は2003年の冬至翌日の天皇誕生日の昼前の状況です。冬至の翌日ですが、晴天という好条件なので、行列は神社の敷地内だけでなく神社の敷地をぐるっと廻っていました。冬至の当日は平日にあたるので、これほどの行列にはなりませんが、それでも長時間並ぶことになると思っておいた方が良いですね。
4.一陽来復をお祀りするには
お祀りするための方角や日時が指定されており、それらについては、一陽来復を頂いたときに一緒に説明書きを頂けますので、それにしたがって下さい。
5.穴八幡宮へのアクセス
地下鉄の駅から近く分かりやすいので、東京メトロ東西線が一番便利です。
◆東京メトロ東西線 早稲田駅 2番出口を出て、左に約200m グーグルマップ
早稲田が何処になるのかは、下の地図で確認してください。
上記の地図で、住所の後に空白を開けて「駐車場」で探すと周辺にはコインパーキングがいくつもありますが、上記で書いた通り待ち時間が長いので、料金の上限設定があるパーキングを使う方がいいかと思います。
地下鉄東西線早稲田駅から穴八幡宮までの間にコンビニ(ファミリーマート)やファーストフードなど(サブウェイ、マクドナルド、モスバーガー、天丼てんや、銀だこ、他にもあり)のお店があり、また他にも早稲田駅周辺には多くのお店があるので、早稲田に付いてから食事もできます。
6.参考
穴八幡宮Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%B4%E5%85%AB%E5%B9%A1%E5%AE%AE
コメント
桜咲く春 です、こんばんは (笑)。
こちらの記事で、冬至の夜は 21:00まで お札が頂けると知り、
今晩、出先の帰りに お札を頂きに上がりました。
21:00まで、という情報は他では見つけられませんでしたので、
助かりました。これで、大晦日まで待たずに御祭りできます。
掲載、ありがとうございました。
桜咲く春さん
御札頂きましたか?
21:00までというのは、他では書いていなかったのって、ちょっと意外な感じです。
八雲さんへ
桜咲く春です。コメントありがとうございます。
御札は 冬至の深夜12時の貼ることが出来ました。
とても面白い御札なので、新鮮でした。
今晩12時。方位磁石と時計を手に、日本のあちこちで
御札が貼られる光景を想像すると、
少しほほえましく感じますネ。