2009年の秋から一時期、ニコンのデジタル一眼レフを使っていたことがあります。
その頃の写真を見てみると、カメラはNIKON D40で画素数は600万画素と最近のデジカメに比べると画素数少ないにもかかわらず、現在使っているコンパクトデジカメ(1000万画素)の写真より、綺麗に写っています。
こちらの写真は、2009年のものですが、
透明感があり、最近の写真と比べても十分きれいです。
調べてみると、写真がきれいなのは、画素数ではなく、光学系つまりレンズと、イメージセンサーの大きさ違いであるということです。
NIKON D40は一眼レフということで、当然ボディサイズも大きく、レンズとイメージセンサーは大きいものが使われています。
それに対して、私が最近使っているコンパクトデジカメは、最高機種であっても、ボディサイズは一眼レフに比べると小さく、レンズとイメージセンサーも小さくなり、結果的に画質は低いものになるので、画素数が多くても、画質では劣る結果となります。
イメージセンサー(撮像素子)の比較は、こちらのページが詳しいですが、
デジタルカメラの重要な性能・撮像素子面積
撮像素子の大きさは性能と価格に直結
http://takuki.com/gabasaku/CCD.htm
デジカメは高画素数=高画質とは限らない
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1264417505120.html
使っている(いた)カメラのイメージセンサーのサイズは、
一眼レフ NIKON D40 : APS-C 23.7×15.6mm 600万画素
コンパクト CANON G12 : 1/1.7型 7.6×5.7mm 約1,040万画素
ですから、大きさで約三倍、画素あたりでは、約五倍違うわけです。
小さいサイズのセンサーに画素を詰め込むと、ノイズも出やすくなるし、受光量も下がるため画質がどうしても犠牲になります。
つまり、画素数 ≠ 画質 であるということです。
ただし、かつては、デジカメの画素数が、30万画素とか、100万画素という時代においては、カメラとして、そもそも画素数が少なすぎたので、画素数が上がると画質が上がるという時代でした。
しかし最近では、画素数も十分上がってきており、一般的な写真であれば500万画素もあれば十分なので、それ以上画素数を上げるというのは、普通の人にはあまり意味がありません。
なので、デジカメを買う時に、きれいな写真を撮りたいと思うのであれば、単に画素数を比較するのではなく、レンズの大きさと、イメージセンサーの大きさをチェックすることが大切です。
コメント
八雲さんの写真はいつもとても綺麗です。
確かに、昔の写真の方が良かったなと思うときが、たまにあります。
「透明感」とか「画質」とか、私にはそういう表現がよくわかりませんが、
私の表現でいえば「リアル」とか「臨場感」とでもいうのでしょうか。。。
それにしても、八雲さんの写真はプロの写真家が撮っているものより素晴らしい!と
(素人の私の感想ですが)思うことがよくあります。
もう一つ言うならば、
風景写真のカレンダーを部屋に飾るときに、
「八雲さんがカレンダー作ってくれたらいいのにな~♪」と
思うことがよくあるということです。