スピリチュアルカウンセリングで、どんな職業が向いているのかを聞かれたときには、多面的に観て答えていますが、沢山ある要素の一つが「自律と他律」です。
以下は、辞書的な意味とは少し異なり、カウンセリングで使うときの意味です。
【自律】
自分で立てた計画やルールに沿って行動する。
【他律】
他人が立てた計画やルールに沿って行動する。
これは、どちらかが優れているとか、良いということではありません。
人は様々な特性を持っており、自律的に動きたい人と他律的に動きたい人の二つに分かれるということです。
ここでは、分かりやすくするために両極の二つにしていますが、実際には「自律をゼロ」・「他律を百」とすると、ゼロから百のどこかに位置します。
自律的な人が他律的な職場に行った時は、とても不自由さ・自分らしくない感覚を持ちます。
自律的な人の場合、自分のアイデアやルールに従うので、他人が定めたアイデアやルールに従おうとしてもなかなかうまく行きません。
他律的な人が自律的な職場に行った時は、自分が何をやれば良いのかが分からなくなり混乱します。
他律的な人の場合、アイデアやルールをほかの人から提供されて、それに従って動くことを良しとします。そのため、「自分で考えて」と言われると何をしたら良いのか分からなくなってしまいます。
自分自身が、自律的なのか他律的なのかは、他人が決めたルールに従って仕事をするのが心地良いのかどうかで判断することができます。
自分で決めたルールに従うのが心地いい人の場合は、自律的です。
他人が決めたルールに従うのが心地いい人の場合は、他律的です。
PS.
猫は自分のルールに従って生活するので、自律的な生き方になります。
犬は飼い主に従う生き方になるので、他律的な生き方になります。
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