つらい記憶を手放すことが出来ないのはなぜか? [11/2PM追記]

スピリチュアルカウンセリング

大きな悲しみに遭遇して、その記憶を手放すことが出来ない(=忘れられない/手放せない)という相談(スピリチュアルカウンセリング)に来られる方がいます。
その場合の対処の考え方を書いておきます。

人は忘れる能力を持って生まれて来る

人は忘れる能力を持った生き物です。
忘れることで、過去の色々な出来事に捉われなくなり前進することが出来るようになっています。

忘れやすいということを確認するには、昨日・三日前・一週間前の同じ時間に何をしていたのかを思い出してみると良く分かります。
思い出せるでしょうか?
思い出せないのは悪い事ではなく、人はそもそも忘れるという能力を持っているから、忘れるのです。

なぜ忘れる能力を持っているのかというと、人が肉体を持つ前は、霊的エネルギー体だったのですが、その時はアカシックレコードとも呼ばれる、宇宙に存在する記憶領域を自由に読み取ることが出来ました。なので、過去の情報についても全て読み取ることが出来ました。
肉体を持って生れるというのは、霊的エネルギー体ではできない経験をする為です。そのため、忘れるという能力を携えて人は生まれてきます。

なぜ忘れることができない?

人は忘れる能力を持った生き物ですから、忘れるというのは自然なことです。
それなのに、なぜ忘れることができないのか?

それは、記憶を反芻(はんすう:くりかえし考え味わう)をしているからです。
二度と体験したくないから、体験したくないことを思い出して反芻してしまいます。
しかしそれは、忘れかけていた記憶を上書きすることになり、結果として忘れることが出来なくなります。

そうして、人生を前向きに生きる力を失って、忘れること(=過去の記憶を手放す)ことが難しくなってしまいます。

マイナスのスパイラル

過去の記憶を手放すことが出来なくなると、マイナスのスパイラルに陥ってしまい前進する力すら失ってしまいます。
この状態の中で、なんとかしようとしても、マイナスのスパイラルの深みにはまってしまうことになるので、むしろ逆効果になることが多いです。

忘れられないという想いが忘れられない自分にしてしまう

沢山のスピリチュアルカウンセリングの経験から言えば、「忘れられない」ということを言う人ほど、忘れられずに前進する力を失っています。

これは、一種の自己暗示です。自分で自分に「忘れられない」という自己暗示を掛けている状態です。これで忘れたり手放したりできるでしょうか?
できませんよね?

大切なのは、自分はどう思うのかです。

忘れられないという想いがあれば、いつまでも過去を引きずった人生になります。

忘れることが出来るなら、過去に引きずられることなく新たな人生を作り上げることができます。

忘れる力を取り戻す

そもそも、人には忘れる能力があります。
忘れる力=「忘却力」があることを思い出して下さい。

人は年をとると、忘れやすくなるのは、人としての本来の力を取り戻しているからです。
あなたにも、その力は確実に存在しています。

その力を取り戻すことで、あなたの人生は前向きになります。

忘れても良いようにする

忘れられないというのは、その辛い経験を二度としたくないということから来るのが多いです。

そういう時には、経験を紙に書き出して、そこから学んだこと。つまりどうすれば良かったのかも、紙に書き出していきます。

紙に書いて済んだら、封筒に入れて、無くしたりしない場所に保管します。
そうすると、意識は「その経験は忘れても良い」と判断するので、少しずつ思い出さなくなっていきます。

ヒーリングを受ける

過去の辛い感情を癒していくことも大切です。その場合その過去についてヒーリングを受けることで、辛さが少なくなって行くので、やがて忘れてしまったり、そこから学ぶということができるようになります。

生まれ変わる

自分の中に、新たな自分を生み出すことで、人生を続けながら生まれ変わると言う事もできます。

引越や転職をする、旅行や巡礼をする、修行を経験する、あるいは出家する(在宅の出家というものもあります)。
これらは新たな自分を生み出すことが出来るので、過去の経験に捉われることなく新たな人生を切り開くことができます。

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