「唯心論と唯物論のどちらが正しい?」という、決着のついていない議論がありますが、これは質問が、「どちらかが正しくて、どちらが間違っているのか」を知りたいということになっており、質問そのものに間違いがあります。それ故に決着がついていません。
「唯心論と唯物論のどちらも正しい」というのが、答になります。
というのも、そもそも我々は「唯心論」的な世界に居たのですが、様々な体験をするために「唯物論」的な世界(=物質的世界)を創造し、そこで、「唯物論」的経験をしているからです。
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存在界
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神仏界
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霊界 上層
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霊界 中層
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霊界 下層
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人間界
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上図で言えば、
・存在界~霊界 上層までは、「唯心論」的世界
・霊界 中層~霊界 下層までは、「唯心論」的世界と「唯物論」的世界の境界であり、グラデーション領域
・人間界は、「唯物論」的世界
ということになります。
どちらも同じこの世界を違う側面(心か、物か)から見て語っているだけですから、どちらが正しいのかという質問には答えが出せないということです。
ただ、一般的に科学者(大学教授や研究者など)は、「唯物論」的世界を探求するのが仕事になるので、「唯物論」の立場を採り、「唯心論」を間違いであると言うことが多くみられますが、それは「唯心論」的世界の理解不足から起きることです。
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