カウンセリングにおいて、何度か話をしていることですが、求める条件が多いと、結婚は遠くなります。
ここで、結婚したい女性が理想の男性に求める条件ということで、3つの条件を出したとします。
一般的には、条件が3つというのは、少ない方だという感覚を持つとおもいますが、それが盲点です。
それらの条件をそれぞれ、A B Cとしておきます。
条件それぞれが、合致する人数はそれぞれ、20人に1人、10人に1人だとします。つまり、
条件A 20人に1人
条件B 10人に1人
条件C 10人に1人
になります。
20人に1人、とか10人に1人というのは、条件として決して厳しくないように思えます。義務教育のクラス分けで言えば、クラスに1人か2人はいる人数です。
ところが、この3つの条件を全て兼ね備えているということは、この確率(20人に1人など)が和(+)ではなく、積(×)になるところがポイントです。
なので、条件A、B、Cを兼ね備えている人というのは、
1/20×1/10×1/10=1/2000
という数字になります。
つまり、A、B、Cの条件を全て備えている人というのは、2000人に1人ということになってしまいます。
実際には、もうすこし少ない人数になると思いますが、ポイントになるのは、
たった、3っの条件でも、全て兼ね備えている人の数は、とても少ない。
ということです。
なので、結婚を考えるなら、3っをすべて兼ね備えている人を探すよりは、譲れない条件を一つだけにするほうが、相手を見つけやすくなります。
コメント
3つの性質を全て持った人の割合は、それぞれの性質を持った人の割合の積ではないのではないでしょうか?
それぞれの性質を持った人のグループを円で表した場合(A、B、C三つの円)、三つの円が重なり合う部分に位置する人がA、B、
C三つの性質を併せ持つ人です。それぞれの性質を持つ人の割合は円の大きさに反映されますが(割合が低いほど円も小さい)、それぞれの割合は円の重なり具合とは関係がありません。