●金運は自分の内側にある
スピリチュアル・カウンセリングをしていると、クライアントさんがいわゆる金運財布を持っているのを見かけることがたまにあります。
金運財布というのは、金色もしくは黄色の財布のことで、Googleで画像検索すると沢山出てきます。
金運財布を持つと金運に対して逆効果になることがあるので、注意が必要です。
金運とは、自分の外にあるのではなく、自分の内側に運があります。
自分のお金に対する意識のあり方が自分の収入(=金運)に対してはもっとも重要な要素であるということです。そして、それは、普段自分自身では気が付きにくい潜在意識下に書き込まれています。
●お金には実体がない
お金とは、そもそも実体がありません。
100円硬貨に100円の1万円札に1万円の実体価値がある訳ではありません。
製造原価で言えば、100円硬貨は15.3円、1万円札は20.0円だと言われています。1万円札の価値のうち、9,980円は日銀と日本政府を信用しているから成り立っているわけです。その証拠に、日本と国交が無い国に行ったら、1万円札はただの紙屑でしかありません。
そして信用には実体がありません。お金を渡す人・受取る人が、お互いに信じて用いるから1万円札に1万円の価値があると信じているだけなのです。硬貨やお札は、信用を交換するための仕掛けにすぎません。
さらにクレジットカードと銀行口座の数字になると、硬貨やお札でもなく、ただの数字にすぎません。ただの数字をみんなが信用しているから、買い物ができるわけです。
つまり、お金とは信用という「意識」によって形作られているわけです。
だから、自分がお金に対して、どういう意識を持っているのが大切なのです。
●金運財布を持つ時の注意点
金運財布を持つときの意識を二つに分けると、以下のどちらかになりますが、
(1)金運財布に頼るという意識
自分の外側に金運を求めるという意識。潜在意識下には、現在の自分は金運がない=自分は貧しいという意識があることになります。
(2)金運財布でさらにパワーアップするという意識
自分自身の意識がお金を呼び込むという意識。潜在意識下には、自分は豊かであるという意識がある。
以外と多いのは(1)のパターンです。
(1)の意識の場合では、現在の自分が貧しいという意識を、金運財布を持つことでさらに加速してしまうことになります。そうなると、その結果は・・・ 豊かになれないということです。
これでは、逆効果ですね。
(2)の意識、すなわち、すでに自分は豊かである、さらにそれを加速するという意識であれば、お金はさらに入ってくることになります。
金運財布を持つというのは、あくまでもツールでしかないことに気が付く必要があります。
そして、自分のお金に対する意識が一番重要です。