東名-新東名を結ぶ、清水ジャンクションで事故が多発しています。
上記の地図を見ると、右側の清水ジャンクションの道路曲率(要するに、曲がり具合)と、左側の清水インターの道路曲率が同じぐらいであることが分かります。
清水インターの場合は、高速道路から一般道路に降りる場所なので、スピードを減速することがイメージできますが、清水ジャンクションの場合は、高速道路相互の接続なので、スピードを保ったまま通過するというイメージがあります。
しかし、清水ジャンクションの道路曲率は高速道路レベルのものではなく、一般道レベルのものなので、スピードオーバーで突入した場合曲がりきれないということになりかねず、その結果として事故になる可能性があります。
以前に、同様なジャンクションとして、更埴ジャンクションの記事を書いていますが、
更埴ジャンクション
上信越自動車道(藤岡JCT~上越JCT)経由で関東から長野・上越方面に行く場合は、注意してください。 上信越自動車道と長野自動車道のジャンクションとなる、更埴ジャンクション(こうしょくジャンクション)は事故の発生が多いジャンクションとして知...
高速道路の建設においては、様々な拘束条件があるので、理想的な道路設計を採ることができず、無理のある道路になってしまうことがあります。
なので、こういった場所を通過する場合は、十分にスピードを落として通過することが大切です。
(参考)
東名清水JCTトラック転落:同じ場所で事故5件 連絡路急カーブ /静岡
毎日新聞 2012年07月13日 地方版
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20120713ddlk22040112000c.html
コメント
新東名を走って思ったのですが、この道を設計した人は常に車の運転をするのだろうかと。
不便、危険な場所がいくつか見受けられます。
ミケニャンコ さん
かつて、プロジェクトでシステム開発していたので分かりますが、新東名のような大規模なプロジェクトになると、
・予算
・期日
・技術力
・地形
・地質
・地権者
・買収の進み具合
・天候
・発注会社、工事会社のキャパシティ
・外部評価
その他、様々な要素のせめぎ合いになるので、どこかにそのしわ寄せが出てしまうことがあります。清水JCTの場合もそういったせめぎ合いの結果としてしわ寄せが出てしまったのだと思っています。